アフリカの輪郭 上: 黒人アフリカ深部の日本人記者によるデッサン

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商品の説明

内容紹介

 本書は一九九六年五月に発行した『アフリカの底流を読む』(ちくま新書)を加筆・手直しし、写真を加えたものです。

 私はその後、ウィーン特派員、パリ特派員を経て東京に戻って来ました。三カ所、計十三年の特派員生活で最も印象深かったのは、何と言っても最初のアフリカです。あとの二カ所ではヨーロッパ社会の仕組みがよく分かり、ほぼ同じ社会基盤を持つ日本との比較が非常に興味深かったのですが、アフリカの興味深さは次元が違いました。「主人と使用人」が、ほぼ「白人と黒人」の関係に沿って確立されている南部アフリカの社会は、「みんな平等」の建前で育った日本人にとってはすべてが驚きでした。心を揺さぶられ続けた5年間でした。

 また、当時はネットも携帯もなかったこともあり、取材は「現地に行ってみなければ分からない」が基本でした。交通網が未整備で「現地にどうたどり着くか」が大問題で、さらに系統的に話をまとめてくれる学者や知識人は少なく、「誰に話を聞けばいいか」にも振り回されました。ただ、そうした困難を超え、話の筋が見えてきた時の喜びはひとしおでした。

 あれから二十年近くたち、欧米の相対的地位低下、中国・インド・アジア諸国などの台頭、中東民主化と混乱――と世界は大きく動きました。アフリカも同じはずです。時おり聞こえてくるのは「資源国として脚光」「新興経済国へ」と、威勢のいいフレーズです。しかし、私なりに調べてみると、ルワンダではフツ排除のカガメ政権が続き、ソマリアも依然分裂状態、資源国のナイジェリアや西アフリカ諸国も未だに混乱――と、変化の多くは資源の価値によるもので、基本構造に限れば、かつてと同じ様にも見えます。

 『アフリカの底流を読む』はすでに絶版となり、なかなか手に取れない状態です。インターネットが発達し、ウェブ書籍という本の形態が出現したことを機に、「一九九O年代前半のアフリカはこうだった」という記録があってもよい気がしました。全文でなくとも、ある国、ある地域、ある問題だけを知りたい時にも、検索機能を利用いただければと思います。

 なお、しばしば「なぜ南アフリカが入っていないのか」と聞かれますが、南アに関しては書くことが多すぎ、別の本にまとめています。『南アフリカ 白人帝国の崩壊』(第三書館)をご覧いただければ幸いです。

 ――表紙は一九九二年十二月にソマリアの首都モガディシオに進攻した武装米兵と、それを好奇の目で囲むソマリア人の子供たち。

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 赴任中の一九九O年から九五年にかけて、アフリカは大きく揺れた。六O年代に相次いで西欧列強から独立の産声を上げて、三十年がたっていた。各国は六O年代の独立の息吹に沸いた直後から、東西冷戦構造の枠組みに組み込まれて行った。軍事的、政治的、経済的な基盤が弱い分、米ソ両大国の草刈り場としていずれかの陣営から援助を受け、また、援助をいかに引き出すかを競い会う時期が続いた。

 八O年代末期になって旧ソ連・東欧圏が崩壊し、アフリカへの軍事援助から米ソが手を引いた。それまでも経済状態は決して良好ではなかったが、いずれかの軍事ブロックに属するという政治緊張をバネに、各国の政治基盤は長期におよぶ軍事独裁政権が君臨、独占していた。八九年の旧ソ連崩壊を機に、アフリカにも民主化の波が押し寄せ、複数政党制に基づく民主選挙が相次いで実施され、九O年二月の西アフリカ・ベニンでの首相選を皮切りに、長く君臨した独裁政権が 次々と倒れていった。

 この民主化の波は、一時はアフリカ全体を覆い尽くすかの勢いだったが、九O年代に入るとどうも様子がおかしくなってきた。ソマリア、スーダン、アンゴラ、 リベリア、ザイール、ルワンダ、ブルンジ、シェラレオネと、冷戦構造の枠組みの中で一応収まっていた国内が、再び揺れだし、内戦争または騒乱状態に陥って行った。かつては、どこかで内戦が始まれば、必ず米ソ両陣営から働き掛けや軍事介入が起きたが、九O年以降これがなくなり、アフリカ各国は国内の対立をすべて自力で解決せねばならない、というごく当たり前だが長年の懸案に立ち戻ることになった。

 こうした全体状況の中、ソマリアでは米軍主体の国連軍の進攻、ルワンダでは大量虐殺、南アフリカでの黒人主体政権誕生と、国際的に注目を浴びる事件が起きた。日本の国益から最も遠いアフリカにしては、かなりの量の記事が日本の紙面に載った。地理的・歴史的・経済的背景から、日本の新聞でアジア、米国、欧州 の記事が主流を占めるのは自然で、東京がアフリカに求めるのは主に紛争が勃発したり、米国が関わってくる場面が多く、アフリカ人たちのごく普通の日常や社 会の中の変化などはなかなか紙面に載りにくい。

 しかし、大きな事件、ショッキングな事件、国際政治の流れにふり回されるような事件ばかりを報じていても、アフリカを伝えたことにはならない。そんなことより伝えるべきアフリカ人の素顔、社会の側面は山ほどあるのだ。しかも、国際ニュースとなる地域は広い大陸内でごく限られた国に偏っており、五年間で一度も紙面に紹介できなかった国さえ少なくない。

 赴任して一年たったころ、「今後数年間滞在したところで、アフリカが分かる訳はない。まして、アフリカを日本に報じる、などとてもおこがましい」と悟った。ただ、できないなりになるべく多くを見てやろう、報じることができなくとも、記事にならなくともなるべく現場に出かけよう、全体像はとても描けなくとも、せめて「アフリカの輪郭」だけでもあぶり出したい、と決めた。

 ふり返ると、五年間で訪れた国は四十を超える。特派員としての職務上、国際的な事件は重点的にカバーせざるを得ず、好き勝手に出張ばかり出掛けてもいられない。また、行けばその国が分かるというものでもない。が、たった一日でも滞在した国は、まったく行かなかった国とは違って見えてくる。一人でも知人ができた国はずっと印象が残る。

 東京に戻って、社会の余りの違いと隔たりに、あらためてアフリカを報じることの難しさを痛感した。こちら側から見ていては、アフリカの動きは追えても、匂いと色が肌に感じられない。その感触をわずかでも記し、伝えることは、五年間アフリカと向き合った特派員の使命だと感じた。本書では、アフリカを知る上で欠かせない部族、氏族の構成をキーワードに、政治、経済、社会、文化を紹介したい。

福永渓 1954年名古屋市生まれ。毎日新聞甲府支局、東京社会部、アフリカ特派員ハラレ支局長、同ヨハネスブルク支局長、ウィーン支局長、パリ支局長など。著作『パリに吹くBoboの風』(第三書館)、『南アフリカ 白人帝国の終焉』(第三書館)、『アフリカの底流を読む』(ちくま新書)など。

『アフリカの輪郭 上』『アフリカの輪郭 下』(キンドル)は

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http://www.amazon.co.jp/dp/B00MNMWURO

『ウィーンの秘密 上』『ウィーンの秘密 下』(キンドル)は

http://www.amazon.co.jp/dp/B00NABBLVS

http://www.amazon.co.jp/dp/B00NIH5WEG

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  • 登録情報

    • フォーマット: Kindle版
    • ファイルサイズ: 1813 KB
    • 紙の本の長さ: 123 ページ
    • 出版社: 福永書店; 2版 (2014/8/6)
    • 販売: Amazon Services International, Inc.
    • 言語: 日本語

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