柳田国男の「明治大正史世相篇(上)」 響林社文庫

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商品の説明

内容紹介

自序

民俗学の泰斗、柳田国男の名著の前半。明治大正時代の世相史とはなっているが、新聞の社会面に載るような「世相」ではなく、人々の基本的生活の衣食住の変遷を、民俗学的視点で観察したもので、大変奥が深く興味深い。

 柳田は、序の中で次のように述べている。

「自分は現代生活の横断面、すなわち毎日われわれの眼前に出ては消える事実のみに拠って、立派に歴史は書けるものだと思っている」「新聞は決して前代の史官のように、伝うるに足る事蹟の選択はしないのだが、それでも生活の最も尋常平凡なものは、新たなる事実として記述せられるような機会が少なく、しかもわれわれの世相は常にこのありふれたる大道の上を推移したのであった。」

 朝日新聞に連載するに当たって、大量の新聞切り抜きを用意したのだが、結局上記のような結論に至り、それらの切り抜きは役に立たなかった。このため、柳田や読者自身の経験と想像の範囲での叙述になった旨を述べているが、皮相的な世相を追ったものとは明らかに異なる一編となっている。

【上巻目次】

自序

第一章 眼に映ずる世相

 一 新色音論

 二 染物師と禁色

 三 まぼろしを現実に

 四 朝顔の予言

 五 木綿より人絹まで

 六 流行に対する誤解

 七 仕事着の捜索

 八 足袋と下駄

 九 時代の音

第二章 食物の個人自由

 一 村の香 祭りの香

 二 小鍋立と鍋料理

 三 米大切

 四 魚調理法の変遷

 五 野菜と塩

 六 菓子と砂糖

 七 肉食の新日本式

 八 外で飯食う事

第三章 家と住み心地

 一 弱弱しい家屋

 二 小屋と長屋の修錬

 三 障子紙から板ガラス

 四 寝間と木綿夜着

 五 床と座敷

 六 出居の衰微

 七 木の浪費

 八 庭園芸術の発生

 

第四章 風光推移

 一 山水と人

 二 都市と旧跡

 三 海の眺め

 四 田園の新色彩

 五 峠から畷へ

 六 武蔵野の鳥

 七 家に属する動物

 八 野獣交渉

第五章 故郷異郷

 一 村の昂奮

 二 街道の人気

 三 異郷を知る

 四 世間を見る目

 五 地方抗争

 六 島と五箇山

第六章 新交通と文化輸送者

 一 人力車の発明

 二 自転車村に入る

 三 汽車の巡礼本位

 四 水路の変化

 五 旅と商業

 六 旅行道の衰頽

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  • 登録情報

    • フォーマット: Kindle版
    • ファイルサイズ: 399 KB
    • 紙の本の長さ: 127 ページ
    • 出版社: 響林社 (2014/12/13)
    • 販売: Amazon Services International, Inc.
    • 言語: 日本語

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